心拍計の選び方 — 胸ベルト式と光学式の違い
心拍計を、胸ベルト式・腕装着の光学式・時計内蔵の3つに分けて、方式の違いと確認すべき仕様(接続方式・同時接続数・電池・防水・内蔵メモリ)を各社の公式情報から整理しました。
結論
- 心拍計は胸ベルト式(電極で心臓の電気信号を拾う)、腕装着の光学式(LEDの光の反射から読み取る)、時計内蔵の光学式の3つに分かれます。
- 動きの激しい種目では、胸ベルト式のほうが値が安定しやすいとされます。上腕装着の光学式は、その中間を狙う方式です。
- 買う前に見るのは、接続方式(Bluetooth/ANT+)・同時接続できる台数・電池・防水・内蔵メモリの有無の5つです。
当サイトの用具データは、現在シューズの1カテゴリのみを収録しています(用具カテゴリの語彙はシューズ・心拍計/ウォッチ・エルゴメーター・ファンクショナル器具の4件で、収録済みはトレーニングシューズ23品番)。心拍計のカテゴリは準備中のため、このページは方式の違いと確認項目の整理にとどめます。
方式1: 胸ベルト式
胸に巻いたベルトの電極で、心臓の電気信号を拾います。着脱の手間はありますが、動きの激しい場面でも値が安定しやすい方式です。
Polar H10の公式仕様では、Bluetooth LEとANT+(version 2.1)に対応し、Bluetoothは2台同時接続に対応。内蔵メモリ(Recording mode)があり、ワークアウト中のセッションを本体に保存して後から読み出せます。防水はWR30、電池はコイン電池(165mAh)で、加速度計も内蔵しています。
内蔵メモリがあると、時計を持たずに走っても記録が残ります。これは胸ベルト式の一部にしかない機能です。
方式2: 体に装着する光学式
LEDの光を皮膚に当て、血液による光の吸収と反射の変化から心拍を読み取ります。
COROSの心拍センサーは上腕に装着する方式で、公式は「上腕装着により、光学センサーが十分な血流を得られ、従来の胸ストラップと同等の精度でデータを取得できる」と説明しています。マルチチャネルの光学センサーを採用し、Bluetooth対応機器と最大3台まで同時接続、満充電で連続38時間または待機80日間とされています。
手首より上腕のほうが、光学式には条件が良いというのがこの方式の考え方です。
方式3: スポーツブラなどに装着するタイプ
Garmin HRM-Fitは、ミディアムからハイサポートのスポーツブラにクリップで装着する製品です。公式仕様では、ANT接続(2.4GHz)とBluetooth Low Energyに対応し、ANTは無制限、Bluetoothは最大3台まで同時接続。電池はCR2032で1日1時間の使用なら約12か月、防水は3ATMです。屋内外のランニング・サイクリング、筋トレ、HIITなどを想定用途として挙げています。
買う前に確認する5項目
| 項目 | 見るポイント | 公式で確認できた例 |
|---|---|---|
| 接続方式 | ANT+とBluetoothの両対応か。ジムのマシンやアプリ側の対応に合わせる | Polar H10はBluetooth LE+ANT+、Garmin HRM-FitはANT+Bluetooth LE |
| 同時接続の台数 | 時計とアプリを同時に使うなら2台以上必要 | Polar H10はBluetooth 2台、COROSとGarmin HRM-FitはBluetooth 3台 |
| 電池 | 交換式か充電式か。使用時間の前提も確認 | Garmin HRM-FitはCR2032で約12か月(1日1時間使用時)、COROSは充電式で連続38時間 |
| 防水 | 汗と雨に耐えるか。泳ぐなら別の基準 | Polar H10はWR30、Garmin HRM-Fitは3ATM |
| 内蔵メモリ | 時計を持たずに記録したいなら必須 | Polar H10はRecording mode対応 |
どれを選ぶか(条件つき)
- バーピーやランジなど動きの激しい種目が多いなら 胸ベルト式。腕の動きの影響を受けません。
- 胸ベルトが苦手なら 上腕装着の光学式。COROSは「胸ストラップと同等の精度」と公式に説明しています。
- スポーツブラを着用するなら、クリップで装着するタイプが選択肢になります。
- 時計を持たずに記録したいなら、内蔵メモリのある製品を選んでください。
- ジムのマシンやスタジオの表示に飛ばしたいなら、ANT+対応かどうかを先に確認してください。
よくある誤解
- 「光学式は不正確」と決めつけられません。装着位置で条件が変わり、上腕装着は手首より有利とされます。
- 防水等級は泳げるかどうかとは別です。WR30や3ATMは、日常の汗や雨に対する等級として示されています。水泳での使用可否は各社の案内を確認してください。
- 同時接続の台数には差があります。時計とアプリの両方で使うなら、2台では足りないことがあります。
このページでは価格を扱っていません。心拍数の値そのものの解釈や、体調の判断については、医療的な助言ではなく各社の説明の範囲にとどめています。
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- 収録している品番: トレーニングシューズ
- 用語の定義(光学式心拍計・胸ベルト式心拍計): 用語集
- シューズの選び方: トレーニングシューズの選び方
- 心拍を使う競技の例: HYROXとは
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出典
- Polar 公式 H10 心拍センサー(2026-09-18 確認)
- Garmin 日本公式 HRM-Fit(2026-09-18 確認)
- COROS 公式 Heart Rate Monitor(2026-09-18 確認)
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